ジックボードS工法
シートライニング工法 成型品後貼り型シートライニング工法 全面接着型
シートライニング工法D種
塗布型ライニング工法+シートライニング工法で防食は新時代へ
ジックボードS工法は、コンクリート躯体に素地調整材(ジックレジンHE104X)を施工後に、臭気低減タイプのエポキシ樹脂(ジックライトE310または、ジックライトE410)を素地調整面とジックボード裏面に塗布し、塗布直後にジックボードを貼付けてコンクリート躯体に全面接着させる工法です。
特長
- ジックボードS工法の目地は、FRP成型品を耐食性シール材で設置して二重構造とし、目地部の損傷を防止する耐久性機能を付与しています。
- 塗布型ライニング工法でシートライニング工法を全面接着させるハイブリット構造のため、支保材の設置が不要で工期短縮が可能です。
用途
下水処理施設、し尿処理施設、農業集落排水施設、ポンプ施設、工場排水処理用途施設などの過酷な侵食を受ける供用環境下にあり、メンテナンスフリーが求められるコンクリート施設部位。
工法規格
日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」成型品後貼り型シートライニング工法D種の品質規格に適合。
■ジックボードS工法(成形品後貼り型シートライニング工法)施工仕様
工程 | 使用材料 | 材料名称 | 使用量 | 施工方法 |
---|---|---|---|---|
素地調整 | エポキシエマルジョン系 ポリマーセメント |
ジックレジンHE104X | 1.0kg/m² | コテ塗り |
ボード貼付け | エポキシ樹脂 | ジックライトE310または ジックライトE410 |
1.5kg/m² | コテ塗り |
ビニルエステル樹脂FRP板 |
ジックボードMB | 1.0m²/m² | ローラー圧着 | |
目地処理 | ビニルエステル樹脂FRP板 | FRPジョイント材 | 50×1,000mm/m | 接着 |
シリコーン樹脂系 | シーリング材 | 処理必要量 | ヘラ塗り | |
設計厚 | シート部:2.0mm(ジックボードのみの厚さ、素地調整及びエポキシ樹脂の厚さは含まない) 目地部 :2.0mm(FRPジョイント材の厚さ) |