ジックボードK工法
シートライニング工法D種
シートライニング工法 型枠型シーライニング工法 型枠工法
型枠脱型時にシート接着が完了するため工期短縮が可能。
ジックボードK工法は、処理施設の新設時等にジックボード2mmを型枠に取付けて、コンクリート躯体に直接接着する工法のため、型枠脱型時にジックボードの貼付けが完了していることから、他のシートライニング工法に比較して大幅に工期短縮が可能です。
特長
- ジックボードは加工性が良く、型枠形状に合わせて切断することができ、型枠への設置もプラスチック釘等を用いて、設置が可能です。
- ジックボードK工法の目地部やセパレータ端部等は、FRP成型板を耐食性シール材で設置し、目地部の損傷を防止する耐久性機能を付与しています。
用途
下水処理施設、し尿処理施設、農業集落排水施設、ポンプ施設、工場排水処理施設などの過酷な侵食を受ける供用環境下にあり、メンテナンスフリーが求められるコンクリート施設部位。
工法規格
日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術マニュアル」型枠型シートライニング工法D種の品質規格に適合。
■ジックボードK工法(型枠型シートライニング工法)施工仕様
工程 | 使用材料 | 材料名称 | 使用量 | 施工方法 |
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シート固着 | ビニルエステル 樹脂FRP複層版 |
ジックボード | 1.0m²/m² | 型枠内固定 |
生コン打設 | 普通ポルトランドセメント 骨材、水、混和剤等
|
生コンクリート | 必要量 | 充填 |
目地処理 | ビニルエステル樹脂FRP版 | FRPジョイント材 | 80×1,000㎜/m | 接着 |
シリコーン樹脂系 | シーリング材 | 処理必要量 | ヘラ塗り | |
設計厚 | シート部 : 2.0mm(ジックボードのみの厚さ) 目地部 : 3.0mm(FRPジョイント材の厚さ) |
※コンクリート打設時に充填不足が生じないように入念に行う必要があります。充填不足が生じた場合、固着性が低下する恐れがあります。