(有機系被覆工法 硬質塗膜)

水道用コンクリート水槽内面コーティング工法

ジックレジンNP-143F工法は、日本水道協会のJWWA K143規格に適合するビスフェノールFタイプのエポキシ樹脂上塗り材と高強度特性を有するエポキシ樹脂系ポリマーセメント素地調整材(ジックレジンHE104X)を積層した水道用コンクリート水槽内面を保護するコーティング工法です。

ジックレジンHE104X ジックレジンF610T(3回)


 


特長

  • 高強度特性を有するエポキシと粉体配合の素地調整材の適用により、コンクリートと塗膜(被覆層)の付着界面に発生する各種応力による塗膜の付着損傷を防止する優れた付着安定機能を持っています。
  • コンクリート下地の表面含水率に関わりなく優れた付着力を発現するため、下地の乾燥及び水分測定の必要がなく、経済的・効率的な施工が行えます。
  • 素地調整された平滑な下地により、均一な厚みをもつ欠陥のない塗膜を容易に形成することができます。
  • 化学的抵抗性に優れた不透過性の強靭な硬化塗膜を形成します。
  • 硬化塗膜は、日本水道協会規格JWWA K143に規定された基準を満たします。
  • 硬化塗膜は、厚生労働省令等の水道施設に関する水質基準を満たします。

■施工仕様例



工程 使用材料名 塗り重ね間隔(20°C) 
(前工程終了後)
標準使用量
(kg/m²)
塗り回数(回) 硬化塗膜厚さ(㎜)
素地調整 ジックレジンHE104X 下地処理後
短期間内
1.0 1~2
上塗① ジックレジンF610T 16時間以上7日以内 0.26 1 0.5以上
上塗② ジックレジンF610T 12時間以上7日以内 0.26 1
上塗③ ジックレジンF610T 12時間以上7日以内 0.26 1

※施工対象部位のコンクリート表面に豆板・段差・漏水箇所等の欠陥がある場合は、施工に先立って適切な方法で補修してください。
※JWWA K143硬化塗膜の規格値・・・0.5㎜以上。
※素地調整の標準使用量は、下地コンクリートの状況により変動する。

■塗膜性能

項目 規格 試験結果
コンクリートとの
付着性
標準状態 1.5N/㎟以上 適合
吸水状態 1.2N/㎟以上 適合
耐衝撃性 割れ・はがれがないこと 異常なし
耐アルカリ性 膨れ・割れ・はがれがないこと 異常なし
透水性 透水量0.2g以下 適合
塩素イオン透過度 1.0×10⁻³mg/㎠・日以下 適合
低温・高温繰返し 割れ・はがれがないこと 異常なし
浸出性 基準値以下 適合

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