ジックレジンNP-143F工法(補強層積層仕様)
(有機系被覆工法 硬質塗膜)
防食防水工法のガラスクロス補強層仕様
ジックレジンNP-143F工法(補強層積層仕様)は、NP-143F工法の上塗りに補強層としてガラスクロスを積層した仕様です。ガラスクロスの積層は1層から3層の仕様があります。1層積層仕様を1プライ仕様、2層積層仕様を2プライ仕様、3層積層仕様を3プライ仕様としています。
特長
- NP-143F工法の特長に加えて下記の特長を持っています。
- ガラスクロス積層により塗膜の引張強度が向上し、下地の微細なひび割れに対する抵抗性が向上します。
- ガラスクロスの積層回数の増加により、硬化膜厚を厚くし、塗膜の引張強度をさらに向上させます。
- 塗膜強度の向上により、背面水圧への抵抗性が向上します。
■施工仕様例(ジックレジンNP-143F工法 1プライ仕様)
工程 | 使用材料名 | 塗り重ね間隔(20°C) (前工程終了後) |
標準使用量 (kg/m²) |
塗り回数(回) | 硬化塗膜厚さ(㎜) |
---|---|---|---|---|---|
素地調整 | ジックレジンHE104X | 下地処理後 短期間内 |
1.0 | 1~2 | ー |
補強層 | ジックレジンF610T | 16時間以上7日以内 | 0.25 | 1 | 0.5以上 |
ガラスクロス (200g/m²) |
1.1m²/m² | ー | |||
ジックレジンF610T | 0.25 | 1 | |||
上塗① | ジックレジンF610T | 12時間以上7日以内 | 0.2 | 1 | |
上塗② | ジックレジンF610T | 12時間以上7日以内 | 0.2 | 1 |
※施工対象部位のコンクリート表面に豆板・段差・漏水箇所等の欠陥がある場合は、施工に先立って適切な方法で補修する。
※JWWA K143硬化塗膜の規格値・・・0.5㎜以上。
※素地調整の標準使用量は、下地コンクリートの状況により変動する。